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アンブシュアのこと

フランス語では歌口(マウスピース)のことをEmbouchure(アンブシュア)と言うが、日本ではアンブシュアとは金管・木管を問わず、歌口(マウスピース)に当てる唇の態勢をいう。音色および発想に直結するので、アンブシュアを正しくコントロールおよび維持することは管楽器演奏者にとって重要な課題である。アンブシュアの変化によって音程も顕著に上下するので、正確な音程を出すために、アンブシュアを確実にコントロールできるよう熟練を積む必要がある。

低音域と高音域とでアンブシュアを使い分けることをダブルアンブシュアといい、悪い奏法とされている。

逆にアンブシュアをコントロールすることで音色と音程を積極的に変化させる奏法もある。例えば尺八や篠笛、龍笛では「メリ・カリ(ハリ)」「塩梅」という用語が用いられる。(「メリハリをつける」という言葉の語源でもある)「メリ吹き」では呼気のビームを下げ、エッジとの距離を縮めることで音程を下げ、音質が暗く柔らかくなる。一方、「カリ吹き」では、呼気のビームを上げ、エッジとの距離を広げることで音程を上げ、音質が明るく硬くなる。基本運指で出せない音(半音、「メリ音」)を出す場合、指孔の半開と合わせて、「メリ・カリ」が多用される。特に尺八においてはアゴや首の上下動と連動する形で行われ、「首振り3年」と言われるほど熟練を要する重要な技術と考えられている。尺八では、メリ動作とカリ動作を交互に連続して行い(縦ユリ)、音程変化によるビブラートとして利用することも一般的である。近年は篠笛でも同様の技術を用いる演奏者が多い。ジャズフルートでも「ベンド奏法」として利用されるが、クラシック古典音楽では、アンブシュアを盛んに変化させるのは好ましくない奏法とされ、現代音楽分野でまれに見られる程度である。

サクソフォーンの「ベンド奏法」も同様に音程を連続的に変化する奏法であるが、こちらはリードを噛む圧力の変化や口腔・喉の体積変化を用いるもので、アンブシュアは固定したままである。
その他の気鳴吹奏楽器においても、人の息を吹き込む部分が分割パーツになっていればそれはマウスピースと呼ばれることがある。機構的にはフリーリード楽器である鍵盤ハーモニカの立奏用の短い吹き込み巻などがそれにあたる。なお、鍵盤ハーモニカの座演用蛇腹管では、口に咥える硬質の部品がマウスピース、フレキシブルな蛇腹管はマウスパイプとなる。ファゴット・オーボエなど、ダブルリード楽器にはマウスピースは存在しない(リード自体がマウスピースと同等の役割を果たす)。

マウスピースの和訳語として充てられてる「歌口」(「唄口」と書かれることもある)は、元来、横笛の息を吹きつけ発音する穴を「指穴」と区別して呼ぶ名称である。この意味での用法も健在であり、伝統的な横笛などの他、フルート族のリッププレートの穴、尺八、ケーナのような縦笛の管の上端の「吹き口」、リコーダー、ティン・ホイッスル、オカリナ、ホイッスルの「吹き口(フィップル)」も「歌口」と呼ばれる。篳篥、オーボエ等のリード楽器においても同様にダブルリードそのものである「吹き口」を「歌口」と呼ぶことがあり、クラリネット、サクソフォーン、などマウスピースが存在する楽器においてもさらにマウスピースの「咥える部位」を特に指して「歌口」と呼ぶ場合がある。


『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
フランス語でマウスピースと呼ぶそうです。初めて知りました。

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2009年7月16日 18:24に投稿されたエントリーのページです。

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